地産地消で森林を守る 大分

フードロス撲滅を目的にAPU立命館アジア太平洋大学の学生などが、収穫されず成長する農産物を価値ある資産に生まれ変わらせました。

県内のスーパーで販売されたのは「タケノコの水煮」です。

このタケノコは4月にAPUの学生が中津市山国町の竹林で収穫しました。

「フードロス撲滅」や「地産地消」をテーマに、収穫されずに成長する農作物を価値ある資産に変える実証実験で中津市や、食品メーカーの味の素が企画しました。適切にタケノコを収穫することで竹害を防ぎ、持続可能な里山を守ります。

収穫から加工までを体験した学生は22日、店頭での販売にも挑戦しました。

APU 金子菜緒さんインタビュー
「国産であることに興味を持ってくれたり、私たちが実際掘ってきたことに魅力を感じて買ってくれる人がいてすごくうれしかった。」

APU 古路保友さんインタビュー
「収穫・加工する人の思いや苦労を知らなかったので、経験してみてその思いを消費者に伝えることができたので良かった。」

学生は今後、活動のフィードバックを行い持続可能な取り組みに向けて課題などを議論します。

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