ドラゴン、カマキリ… 15歳「折り紙博士」の作品が話題 上三川

大木さんの作品。右がお気に入りの「エンシェントドラゴン」

 翼を広げたドラゴン、今にも動き出しそうなカマキリ-。栃木県の小山工業高等専門学校1年大木駿(おおきしゅん)さん(15)=上三川町西汗(ふざかし)=が作る複雑で立体的な折り紙作品が地域で話題になっている。今春には「ORIGAMIの町づくり」に取り組む町を特集したテレビ番組で、「折り紙博士」として紹介された。

 大木さんは幼稚園生の時、毎日の送迎バスの待ち時間に折り紙が配られたことがきっかけで、作品作りを楽しむようになった。小学生になると、作品集を見ながら難しいものにも挑戦。納得できるまで何回も折り直し、4年生の時に完成させた「エンシェントドラゴン」は、今もお気に入りの自信作だ。

 生き物を中心に、年間12点ほど制作する。ホームセンターなどで適当な紙を調達し、ティッシュペーパーや針金なども使って立体的に仕上げている。「折っている時はひたすら楽しい。夜に始めると、気付いたら朝になっていることもある」という。

 これまでは作品集やインターネットなどにある図面を見て制作してきた。「夏休みになったら、自分で考えたオリジナル作品を折りたい」と意気込んでいる。

大木駿さん

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