独自素材で1万円の白Tシャツ 足利の企業「3年間着続けられる」

小池経編染工所が独自開発した生地のTシャツ

 寝装品の開発などに取り組む小池経編染工所(足利市西宮町、小池隆(こいけたかし)社長)は22日までに、クラウドファンディング(CF)サイト「マクアケ」で独自開発の生地を使ったTシャツを発表した。M、Lサイズは1着1万1千円で、30万円の売り上げを目指す。

 Tシャツの内側は、アロハシャツなどに使われるレーヨン、外側は綿とポリエステルの混紡糸で編んだオリジナルの柔らかい生地を使う。熱伝導率や吸湿性、放湿性に優れ、肌に優しい商品に仕上げたという。生地の製造、縫製は市内の専門業者と組んだ。

 サイズはSS~3Lの6種類あり、色は白のみ。今月9日に発表し、45日間購入を受け付けている。

 同社はとちぎSDGs推進登録企業で、小池社長は「(価格が)高いと思われるかもしれないが、首回りがよれよれにならず、3年間着続けられる高品質の商品。SDGs推進にもかなっている」と話した。

 (問)小池経編染工所0284.21.7341。

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