食品ロス活用のカフェCFで運営費募る 宇都宮の市民団体

パンなどを提供しているおやつカフェ

 【宇都宮】市内を拠点に子どもの食を支援する任意団体「こども応援朝ごはんとおやつカフェなないろ」は、企業で余った商品を活用しておやつや朝食を提供するカフェの安定運営を目指し、クラウドファンディング(CF)で寄付を募っている。25日まで。

 同団体は、子どもの貧困をなくそうと昨秋、皆川純子(みなかわじゅんこ)会長(43)が設立し、現在は高校、大学生と社会人の計8人で組織している。パン店などで余った商品を回収して月4回ほど、子どもたちのために学校や寺で無償のカフェを開いている。

 余った商品がない日の食品代やガソリン代などは自費で賄っているため、今後は団体会員の負担を軽くした上で、年間96回のカフェ開催を目標とする。

 皆川会長は「私たちの力だけでは全ての子どもに食べ物を届けることはできない。少しでも共感いただけたら力を貸してほしい」と話した。目標額は約166万円で、CFサイト「GoodMorning」で受け付ける。1口3千円〜60万円。(問)同団体事務局070.1579.0320。

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