大原美術館 7月から入館制限撤廃 マスク着用の要請は継続

大原美術館

 大原美術館(倉敷市中央)は23日、新型コロナウイルス感染症対策の入館者数制限を7月1日から原則撤廃し、自由に鑑賞できるようにすると発表した。マスク着用の要請は続ける。

 同館は2020年8月から、複数の出入り口を1カ所に集約し、10~15分間隔で10~30人ずつ入館する制限を行っている。館内は一方通行とし、連絡先の記入なども求めていた。

 国がコロナの対処方針を改定したことなどを受け、入り口の数は通常に戻し、連絡先の記入もやめる。展示室内が混雑した場合は、入り口での一時待機を求める。分館の休館は続ける。

 森川政典副館長は「多くの人に本物の作品を楽しんでもらえるよう、安心して鑑賞できる館内環境づくりに努めたい」と話している。

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