核兵器禁止条約の初めての締約国会議は、条約の運用方針をまとめた「ウィーン行動計画」などを採択し、閉幕しました。
核兵器禁止条約の締約国会議は、条約の運用方針をまとめた「ウィーン行動計画」や、核なき世界実現への決意を記した宣言が採択され、閉幕しました。
「行動計画」では、外交努力で締約国を増やすことや、核被害者の救済を強化することなどに加えて、既存の核軍縮の枠組みであるNPT=核拡散防止条約との連携を深めていくことなどが盛り込まれました。
ICAN国際委員 川崎哲さん
「ついに、これは核兵器をなくすための行動が始まったということだと思う。核兵器禁止から廃絶に向かう仕事が始まった日であり、高揚感を今、感じている」
ただ、条約には核保有国は参加せず、唯一の被爆国である日本も批准していません。次回の締約国会議は、来年、開かれます。