岡山のファンに最高のショーを 木下大サーカス 公演準備ほぼ整う

開幕に備えてステージを丁寧に磨く団員

 木下大サーカス岡山公演(山陽新聞社主催)は26日、岡山市北区北長瀬表町の岡山ドーム東隣特設会場で開幕する。24日は、ショーで使う照明や車両などの調整作業が行われ、観客を迎え入れる準備がほぼ整った。

 団員約70人が作業。会場の四方に設置した大小約300基のスポットライトや、天井からつり下げた空中ブランコの位置を細かく調整した。観客が入退場するための案内看板を各所に掲示したほか、メンテナンスを終えて戻ってきたバイク3台を走らせ、エンジンの調子をチェックした。

 テント中央のステージ(直径約12メートル)では、出演者が技を披露する位置を白い油性ペンで記した。団員約30人がデッキブラシや雑巾を使い、ステージに水をまいて丁寧に磨いた。

 オートバイショーのライダーを務める高原謙慈さん(45)は「ステージは自分たちの活躍の場なので、心を込めてきれいにした。岡山のファンに最高のショーを届けられるよう、本番まで抜かりなく準備したい」と話していた。

 会場の設営は16日に開始。これまで舞台となる赤テントの立ち上げをはじめ、約1800人を収容できる客席の組み立てや、新型コロナウイルス対策の大型換気扇の設置などを終えていた。25日は最終リハーサルを行い、9月7日までの公演に臨む。

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