続く猛暑日 鳩山で39.2度、熊谷は…埼玉の観測地点全8カ所で35度超える 今年の最高気温更新

2日連続で猛暑日となった埼玉県熊谷市にある八木橋百貨店の大温度計=25日午後2時15分ごろ、熊谷市仲町

 埼玉県内は25日、高気圧に覆われた影響で気温が上昇。熊谷地方気象台によると、最高気温は鳩山町で39.2度、熊谷市で38.4度を観測するなど、2日連続で35度以上の猛暑日となった。県内の観測地点全8カ所で猛暑日となり、今年の最高気温を更新。久喜市で38.0度、さいたま市で37.0度、越谷市で36.8度を記録し、6月の観測史上最高気温を更新した。

 熊谷市仲町の八木橋百貨店では、設置されている大温度計の前にテレビなどの大勢の報道陣が集まり、大きな注目を集めた。同店に来店した同市在住で、一般社団法人アツいまち代表理事の中島雄平さん(34)は「さすがに暑いので、これからかき氷を食べに行きたい」と話した。

 同市は2011年6月24日に6月の国内観測史上最高気温39.8度を記録していたが、この日は群馬県伊勢崎市で最高気温が40.2度を観測し、記録を上回った。同気象台は今後もしばらくは熱中症の危険性が極めて高い気象状況になることが予測されるとして、外出はなるべく避け、室内をエアコンなどで涼しい環境にして過ごすことなどを呼びかけている。

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