アストロズが絶好調・ヤンキースを相手に継投ノーヒッターを達成!

【アストロズ3-0ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

アストロズは先発のクリスチャン・ハビアーが7回115球を投げて13個の三振を奪い、ヤンキース打線をノーヒットに封じる快投を披露。2番手のヘクター・ネリス、3番手のライアン・プレスリーも1イニングを無安打無失点に抑え、3投手の継投で球団史上14度目となるノーヒッターを達成した。ハビアーが5勝目(3敗)、プレスリーが15セーブ目をマーク。ヤンキース先発のゲリット・コールは7回4安打1失点で2敗目(6勝)を喫した。

ハビアーとコールの投手戦が続くなか、アストロズは7回表に新人J・J・マティジェビックの2号ソロで先制。8回表にホセ・アルトゥーベの14号ソロで追加点を奪い、9回表にはユリ・グリエルのタイムリーでリードを3点に広げた。ハビアーは1回裏二死からジョシュ・ドナルドソンに四球を与えたが、そこから打者17人を完璧に封じ、7回裏一死からアレックス・ブレグマンのエラーで2人目の走者を出したものの、二者連続三振を奪って7回無失点。8回裏はネリスが2つの四球を与えながらも無安打無失点に抑え、9回裏はクローザーのプレスリーが三者凡退で締めくくった。

ハビアーの13奪三振と115球はいずれも自己最多であり、アストロズでは2019年9月24日にコールが14奪三振を記録して以来の数字。ヤンキースが無安打に抑えられるのは2003年6月11日以来19年ぶりだが、このときも対戦相手はアストロズで、6投手による継投ノーヒッターだった。この試合が始まる時点でヤンキースは52勝19敗、勝率.732と絶好調。シーズンの50試合以上を経過した時点において、ノーヒッターを達成された側のチームとしては史上最高勝率だった。それだけに、アストロズの継投ノーヒッターは非常に価値のあるものと言えそうだ。

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