緑に光るウランガラスで器や皿 鏡野の美術館で島根の夫妻作品展

川辺夫妻が制作したウランガラスの作品

 岡山県鏡野町上斎原の妖精の森ガラス美術館で、島根県出雲市在住のガラス作家川辺雅規さん(50)とかわなべかおりさん(45)夫妻の作品展「つかうかたち、みるかたち」が開かれている。7月4日まで。

 夫妻は2016年、同市にガラス工房を設立。雅規さんはカイコの繭をイメージしたオブジェなど、かおりさんはグラスや器、花瓶などの日用品を制作している。

 会場には夫妻が過去10年間に作った22点と、紫外線を当てると緑色に光るウランガラスで手掛けた28点の計50点を展示。ガラスを何層にも重ね美しい曲線を描き出したオブジェ、ワイングラス、平皿、ぐい飲みなどが来場者の目を引いている。

 同館は「夫婦で異なるテーマで取り組んでおり、いろいろなジャンルの作品が楽しめる。2人が初めて挑戦したウランガラスも見てほしい」としている。

 午前9時半~午後5時(入館は同4時半まで)。大人500円、高校生400円、小中学生300円。28日休館。問い合わせは同館(0868―44―7888)。

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