〈参院選〉新潟選挙区 私の主張、横顔〈上〉人となりに迫る 遠藤氏・越智氏

 22日に公示された参院選・新潟選挙区(改選数1)は現職1人、新人3人の計4人が立候補しており、7月10日の投開票に向け1議席を争っている。各候補者の人となり、「横顔」を届け出順に、2回に分けて紹介する。初回は政治団体「参政党」新人の遠藤弘樹氏(42)と、NHK党新人の越智寛之氏(48)。独自路線で選挙戦を展開する両候補者の座右の銘、政治への思い、趣味などに迫った。

**◇納得いくまで徹底 遠藤弘樹氏
** 製造業に従事し、2トントラックのアルミバン内装工程、下請け作業員として働く会社員。「1日中しゃべっているような子どもだった」と幼少期を振り返りつつ、選挙活動に励む現在を「こういう、しゃべる仕事は向いているのかなと、今になって思う」と自己分析する。

遠藤弘樹氏

 自身が所属する参政党の主要メンバーで、多くのテレビ番組に出演している中部大客員教授・武田邦彦氏の大ファン。政治に関心を持ったのも、武田氏の活動に触発されたからだという。座右の銘は、武田氏のモットー「昨日は晴れ、今日も朝」だ。 
 多忙な中で、SNSなどを通じて寄せられる応援メッセージに元気づけられているという。「見た瞬間に(選挙を)『やって良かった』と思うし、疲れも吹っ飛ぶ。皆さんから力をもらっていると毎日実感しながら、いろいろな活動をしている」としみじみ話す。
 多趣味で、「中でも一番は写真。カメラも大好き」と笑みを浮かべる。「(自身が)感動した気持ちを、(写真を)見た人にどう伝えるのかを考え、シャッターを切るようにしている」と語る。
 自身を「熱しやすく、冷めやすい性格」としつつ、「一つの物事を極めるため納得いくまでとことんやる」と強調。「これと決めたものは、専門家とも対等に話ができるようになるくらいまで徹底的に、『ちょっと詳し過ぎる』と言われるくらいまでやるのが、楽しくてしょうがない」と声を弾ませる。
◇なせばなるの精神 越智寛之氏
 愛媛県出身で、現在は東京都港区で暮らすIT会社社長。新潟県の印象を「やはり米どころ。越後平野が広い」と語る。

越智寛之氏

 「なせばなる」が座右の銘。尊敬する人物に、大阪府知事や大阪市長などを歴任した橋下徹氏、テレビ番組への出演も多い中部大客員教授の武田邦彦氏、自身が所属するNHK党の党首・立花孝志氏の3人を挙げる。
 橋下氏の判断力や決断力、実行力に敬服しており、「まさに、あの方の政治を目指したい。責任を取りたくないから何もしないというのは、政治家ではないと思っている」と理想像を描く。
 武田氏については「考え方がすごくロジカル。思い込みで話すのではなく、自ら調べ、結果を出すところが素晴らしい。私もそういう人間になりたい」、立花氏については「一緒にいて『すごいな』と感じる。それまでの人生の中で、味わったことがない感覚」と話す。
 日々の生活の息抜きについては、「(自身は)結構、『鋼のメンタル』なので、癒やしとかがなくても大丈夫」と笑う。
 ゴルフやマラソンが趣味。ゴルフは20歳くらいから友人たちと始めたといい、「ベストスコアは74」と声を弾ませる。毎週のように練習場に通った時期もあったというが、「今は党首(立花氏)のお供で行くぐらい」。立花氏とのゴルフは「基本的にはナイターで、コースを回る。昼間は仕事をして、夜はナイターでゴルフ」がお決まりのパターンだ。

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