政府は１５日午後、臨時閣議を開き、第２６回参議院議員通常選挙の日程を２２日公示、７月１０日投開票とすることを決めた。岸田政権下で迎える初の参院選となる。
新潟選挙区（改選数１）にはこれまでのところ、４選を目指す立憲民主党現職の森裕子氏（６６）、自民党新人の小林一大氏（４９）、ＮＨＫ党新人の越智寛之氏（４８）、政治団体「参政党」新人の遠藤弘樹氏（４２）の４人が立候補を予定。激しい前哨戦が始まっている。
新潟選挙区は２０１６年の参院選から改選数が２から１に減員。「与野党対決色」がより強まった。以降２回の選挙ではいずれも自民現職が議席を失い、１６年選挙から本格化した「野党共闘」体制が奏功し、野党系候補が勝利している。
改選数減後は上越市、糸魚川市、妙高市の上越３市に限ると、１６年選挙は３市とも野党候補、前回（１９年）選挙では糸魚川、妙高市で自民候補が勝利したものの、大票田の上越市で野党系候補が勝利した結果、３市計では野党候補が勝利した。
直近２回の選挙結果を踏まえ、政権与党である自民党が議席を奪還するか、本県における野党共闘態勢がさらに強固となるかが最大の焦点と目される。ＮＨＫ党は前回選挙でも候補を擁立。前回獲得票から上積みできるかが注目、新たに参入する「参政党」は浸透を急ぐ。
