カードゲームでSDGs必要性理解 若手経営者ら体験会参加 諫早

SDGsと地方創生をかけ合わせたカードゲームを体験する参加者=諫早市宇都町、ホテルグランドパレス諫早

 今なぜ、持続可能な開発目標(SDGs)が必要なのかをカードゲームで楽しく理解してもらおうと、たちばな信用金庫(長崎県諫早市)などは、東京海上日動火災保険と連携し、諫早市内のホテルで体験会をした。
 同金庫の情報発信企画の一環。SDGsを世界規模から地域に置き換えることで当事者意識を持ち、新たな課題の発見や、自分たちで地域を変えられる可能性を感じてもらうのが目的。
 15日、若手経営者ら34人が参加。市民や商店主、行政などの役に分かれ、お金や多様な職種の人資源を使い「3Dプリンターで特産品開発」「大型市民ホール建設」などのプロジェクトを実践した。豊かな経済や環境、人口増などを目標に、SDGsの基本知識や協力の重要性など、持続可能なまちづくりの実現に向けた考え方を学習。長崎大経済学部の山口純哉准教授の講演もあった。
 長崎市の保険代理業、信栄サービスの山口順子さん(60)は「人と協力し目標を達成していく過程が面白かった。人口増のためには子育てしやすい環境作りが大切だと感じた」と話した。

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