復活希望の襟付きデザイン!イングランド代表「1990イタリアW杯」ユニフォーム

海外の代表チームやクラブチームのユニフォームで数年前から目立つ「80年代・90年代リバイバル」。

もしイングランド代表が過去のユニフォームをモチーフにデザインするのであれば、力強さと上品さを兼ね備えた1990年のキットは候補の一つに上がるかもしれない。

England 1990 Umbro Home

1990年イタリア・ワールドカップで使用した1990モデル。このユニフォームといえば「ガッザ」の愛称で人気だったポール・ガスコインで、ヤング・スターの登場はイングランドサッカー界に明るい未来を予感させた。

ネイビーの大きめの襟。ボディ全体にあしらった透かし模様。袖のさり気ないUmbroグラフィック。お馴染みスリーライオンズのエンブレム。そして近年のイングランド代表ユニには少なくなったホワイト×ネイビーのコンビネーションも格好よい。

当時のガスコインが背負った番号は「19」。キット自体はホワイトとネイビーをベースカラーに使いつつも、背番号にイングランド旗のセントジョージクロスをイメージさせるレッドを使うあたりの“演出”が巧みだ。

現在とは異なり、90年イタリアW杯までは背番号のみプリント。選手名と胸番号を付けるのは、次の94年アメリカW杯からとなる。

90年大会のイングランドは準決勝で西ドイツ(当時)と対戦し、PK戦の末に敗れる。続くイタリアとの3位決定戦は累積警告でガスコインが出場停止。その影響もあってかイタリアにも敗北を喫し、結局4位で大会を終えた。

とはいえ4位は自国開催だった66年大会の優勝に続き、2018年と並んで歴代2番目の成績。1990モデルは輝かしい成績とともに記憶されている一着で、このデザインが最新のユニフォームにアップデートされる資格は十分に有している。

そんな1990モデルの復刻版デッドストックが「Qoly × LFB Vintage」で入手可能だ。

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