岡山市中心部で32.7度 県内10地点で真夏日

岡山市街地は太陽が照りつけ、日傘を差す人が行き交った=26日午後3時50分、同市北区柳町

 26日の岡山県内は太平洋高気圧に覆われ、岡山市中心部で最高気温が32.7度(平年28.6度)を記録するなど全16観測地点のうち10地点で真夏日(30度以上)となった。

 その他の地点の最高気温は、玉野市32.6度(27.2度)▽倉敷市31.4度(28.1度)▽高梁市31.2度(28.6度)▽津山市30.4度(27.7度)―など。全地点で平年より5.4~1.0度高かった。7月上旬から下旬並みの暑さで、玉野市は夏の最も暑い時期を上回る水準だった。

 県内の各消防によると、この日夕方までに、高梁市で屋外でゲートボールをしていた60代男性ら計4人が熱中症とみられる症状で救急搬送された。いずれも軽症見込み。

 岡山地方気象台は「高気圧が張り出し、しばらくは最高気温が35度近い日が続くだろう。小まめな水分補給、適切な冷房の使用など熱中症対策を心掛けてほしい」としている。

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