コナン・グレイ、最新作発売。ジュリア・マイケルズとの作曲セッションを語る

Conan Gray - Photo: Brian Ziff

2022年6月24日に発売となったコナン・グレイ(Conan Gray)のセカンド・アルバム『Superache』から「Disaster」のミュージック・ビデオが公開された。

このビデオは、初デートでの失敗を描いたもので、必ずしも報われるとは限らない恋に、いかに激しく、そしていかに早く落ち込むか、コナンならではの表現で歌っている。

<YouTube:Conan Gray - Disaster>

「Disaster」の歌詞

コナンは「Disaster」ではこう歌っている。

This could be a disaster / There’s so many factors
Like what if you freak out / And then we’re losing it all
At the critical chapter / Where I say “I love you”
And you don’t say it after?
大惨事になるかも/たくさんの心配事があるんだ
**もし君がパニックになったら/僕らはすべてを失う
この重要な章で/僕が “愛してる “と言っても
君は言ってくれないの?**

別のシーンでは、次のように歌う。

**This could be a disaster / I’m pedaling backwards
By saying that
“I’m drunk, I really shouldn’t have called”
I’m a little bit plastered…
You call me a liar, / Now I’m falling in faster
大惨事になるかも/僕は逆向きにペダルを踏んでいる
こう言いながら
“酔ってるんだ 電話するべきじゃなかった”って
僕は少し酔っぱらってたんだ…
君は僕を嘘つきと呼ぶ/僕は落ちこんでいく**

ソングライティング・セッションについて

この新曲「Disaster」は、「Memories」「People Watching」「Astronomy」「Jigsaw」「Telepath」といった先行シングルを収録した『Superache』からの最新シングル。このアルバムは、コナン・グレイのデビュー・アルバム『Kid Krow』でもタッグを組んだ、プロデューサーであり、オリヴィア・ロドリゴのデビュー・アルバムを手掛けたことでも知られるダン・ニグロと共に制作。

また、「Disaster」や他の収録曲ではシンガーソングライターであり、ジャスティン・ビーターやセレーナ・ゴメスらに楽曲を提供しているジュリア・マイケルズと一緒に作曲を実施。ジュリアはPAPER誌でのインタビューで二人のパートナーシップについてこう語っている。

「私たちは、最初の作曲セッションで、まず、傷つきやすさについてや、その時にどうやってその苦労について対処したのかを話し合いました。その後、深呼吸をして、“Telepath”と“Disaster”を書き始めたんです。そして最後の曲、“The Exit”はまさに人間のもろさについてでした。そうして私たちの曲作りは、とても美しい音で締めくくられたんです」

それに対してコナンはこう語る。

「ジュリアやダン、そして僕の友人たちを通して、痛みを引き起こすことをとても怖がっていた人間から、心が傷つくというのはある種の特権だと気づくようになりました。何も感じないように隠れて生きていくより、何かを感じた方がいいんだって」

「ジュリアに会ったとき、僕は何もしないで家に座っていて、何かに傷つけられることを恐れていた時期でした。でも、この曲を書くことによって、必要だった安らぎを得ることができたんです。この数年で、失敗してもいいということを学びました。それが人として成長する唯一の方法だし、時には悲しさを感じることが喜びでもある。時にはそれが心地よくもなる。それは良い傷、だから“Superache”なんです(*自分をひどく傷つけ、その後何年も残るもの)」

プロモーション来日

また、コナンはこの新作アルバム『Superache』で初めての日本盤CDも発売。これを記念して、コナンは2022年7月に自身初となるプロモーション来日が決定、7月15日には一夜限りとなる日本デビュー・ショーケースを開催することも決定。都内某所で行われる同イベントでは、自身初となる日本でのライヴ・パフォーマンスやトークショーが行われる予定だ。

Written By Larisha Paul & uDiscover Team

__

コナン・グレイ『Superache』
2022年6月24日発売

© ユニバーサル ミュージック合同会社