世界自然遺産の小笠原諸島を大型客船「にっぽん丸」で巡る「夏の小笠原クルーズ」(下野新聞社、上毛新聞社主催)の一行は26日夕、茨城県の大洗港を出発した。栃木県などから約290人が参加し、父島往復の5泊6日の船旅を満喫する。
同クルーズは当初、2020年5月に実施予定だったが、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて延期。乗船直前のPCR検査など、態勢を整えて実現した。
出航前、地元の大洗高マーチングバンド部が一行を歓迎した。30分ほどの演技を披露し、にぎやかに見送った。
友人と乗船した愛知県刈谷市の男性(59)は「演奏で気分が高まった。イルカと遊ぶのが楽しみ」と声を弾ませた。
今回は、南島を巡るオプショナルツアーなども予定している。