統合前に東粟倉小と大原小が交流 児童がゲームやクイズで仲深める

交流会でゲームを楽しむ東粟倉小の児童(右から2人目)と大原小児童

 来春閉校する東粟倉小(美作市東青野)と統合先の大原小(下町)の交流会が始まった。両校の児童が学年ごとに顔を合わせて、ゲームやクイズを楽しみながら仲を深める。

 交流会は、東粟倉小の児童に一足早く大原小に慣れてもらおうと計画。月1回程度催し、一緒に授業を受けたり、委員会や学校行事を説明したりする。

 初回の15日は東粟倉小のほぼ全児童の16人が訪問。大原小の全校児童139人や教員らが拍手で迎え、教室や体育館に分かれて交流した。

 1年生は、いす取りゲームや手遊び歌のほか、学校探検をして楽しんだ。緊張した様子の子どもたちも互いに名前の字を教え合ったり、好きなゲームの話をしたりして打ち解けていた。4年生の教室では、教室名や先生の名前などを題材にクイズを出し合い、それぞれの学校を紹介した。

 東粟倉小3年女子(9)は「いつも少ない人数で遊んでいるから、大勢の人と遊べて楽しかった」と笑顔。大原小4年男子(10)は「いっぱい楽しんでくれて良かった。これからもっと仲良くなっていきたい」と話していた。

 市教委によると、合併後、市内の小学校が閉校になるのは2016年3月の梶並小(梶並)以来、5校目。

東粟倉小児童を拍手で迎える大原小の児童たち

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