フィギュア小松原夫妻 伊島小訪問 岡山、児童に努力の大切さ訴え

児童に呼び掛ける美里さん、尊さん夫妻

 北京冬季五輪フィギュアスケート団体で銅メダルを獲得したアイスダンスの小松原美里さん(29)と夫の尊さん(31)が27日、美里さんの母校である伊島小(岡山市北区伊島町)を訪問。努力や周りへの感謝を忘れないことの大切さを児童に呼び掛けた。

 2人は、小学校時代の思い出や2016年にペアを結成した当時のエピソードを紹介。美里さんは「やりたいことを見つけたら誰に何を言われてもやってみてほしい。自分を信じて」と訴え、尊さんは「自分だけでなく、支えてくれる方のために頑張ることが大切」と語った。6年生約140人が聞いた。

 男児(11)は「いろんなことに挑戦して特技を見つけ、2人のように努力して磨きたい」と話した。

 美里さんは備前市出身で、伊島小から京山中、学芸館高と進んだ。北京冬季五輪では団体初のメダル獲得に貢献した。

 オリンピック・パラリンピックの出場選手らを招待する市の「トップアスリート交流促進事業」の一環。

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