弟を金づちで殴った男に執行猶予付きの有罪判決 大分

弟の頭を金づちで殴ったとして、殺人未遂の罪に問われている男の裁判員裁判で、大分地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

起訴状などによりますと、大分市の無職・小野悟被告(59)は、同居する弟の頭を複数回金づちで殴った殺人未遂の罪に問われています。

小野被告は母親と弟と暮らしていて、事件当時金銭をめぐり、弟と口論になっていました。

きょうの判決で岩田光生裁判長は、「金づちのとがっている方を勢いよく振り下ろし、殴ったことの危険性は軽視できない」とした一方、「社会復帰のために更生保護施設に入所し、自立のため就労する意欲を示している」などとして、懲役3年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。

弁護側は控訴しない方針です。

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