「暑い…」長崎県内14地点で今年最高気温 熱中症9人搬送

日傘を差して暑さをしのぐ京都からの修学旅行生=長崎市、平和公園

 長崎県内は27日、高気圧に覆われた影響で各地で気温が上昇。島原で最高気温33.9度を観測するなど、県内14の観測地点で今年最高を更新した。県消防保安室によると、同日午後4時までに熱中症で9人が救急搬送された。
 長崎地方気象台によると、今年最高を記録したのは島原のほか▽口之津33.8度▽大村32.6度▽佐世保32.4度▽長崎32.1度-など。救急搬送された9人の内訳は重症1人、中等症3人、軽症5人。うち7人は65歳以上の高齢者だった。
 気象台によると県内の最高気温は今後1週間、32~33度で推移する見通し。夜間は最低気温25度以上の熱帯夜となる予報で、気象台は「湿度も高く、夜寝ているだけでも体力は消耗する。エアコンを付け、水分補給をしながら過ごしてほしい」と呼びかけている。


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