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都農町湯の本自治会(平田正幸会長、54世帯)は、地区活性化を図るため無人販売所の運営やリサイクル活動に取り組んでいる。本年度は初めて、リサイクルの収益を地区住民に還元した。
同地区は2019年3月の公民館建て替えを機に、住民に足を運んでもらう仕掛けづくりを展開。住民有志が公民館前に手作りした無人販売所には、地区住民らが育てた野菜や花が毎日並ぶ。住民同士の会話を目的とした空き缶の分別作業も月1回、公民館で実施。6月には初めて、空き缶をリサイクルした益金で全世帯に町のごみ袋を配布した。
同自治会の平田会長は「地区全体で開く行事が減る中、無人販売所での買い物や作業のついでなど気軽に会話できるきっかけを大切にしたい。若い世代の参加が増え、少しずつ活動が盛り上がれば」と期待する。