ビーグ、炎暑の収穫 青い香り匂い立つ 沖縄・具志川

  畳表などの材料となるビーグ(イグサ)の収穫が沖縄県うるま市で始まった。市具志川では28日、農家が炎天下で汗だくになって作業に励んだ。

  具志川から与那城にかけての海岸線一帯の地域は、県内随一のビーグの産地で「照間のビーグ」として知られる。照屋守和さん(72)の田んぼでは、昨年10月に植えたビーグが青々と育った。

  地面のぬかるみが取れ、農機が使える梅雨明けを待って刈り取りを始めた。長雨で生育が心配されたが、照屋さんは「去年より伸びがいい」と笑顔で額の汗をぬぐった。 (ジャン松元、写真も)

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