広島県内で32人が犠牲になった豪雨災害から23年を迎え、被災地ではサイレンが鳴らされました。
23年前の6月29日に発生した豪雨災害では、広島市や呉市などで32人が死亡し、255棟の住宅が全半壊する被害にあいました。
10人が亡くなった広島市佐伯区の河内地区では、去年から6月29日を地域の防災の日に定め、災害発生の第1報が入った午後2時50分にサイレンを鳴らしています。
河内地区自主防災連合会・藤田忠延さん
「(災害の発生は)あしたかもわからない、1年先か10年先か。避難の意識とか防災の意識につながってくれればということで願いを込めてサイレンを鳴らすことにしました。」
河内地区では町内会ごとの防災マップ作ったり住民の体験談をまとめたDVDを配布したりと日ごろから防災意識を高めているということです。