【佐野】全国トップの最高気温を市内で26、27日に記録するなど連日の猛暑を受け、市健康増進課は29日、熱中症の注意喚起を目的としたポスターを作成し、市内の公共施設などに配布を始めた。
ポスターはA3判。市ブランドキャラクターさのまるのイラストとともに「コロナ禍の熱中症4箇条」と題し、水分補給や日頃の健康管理など予防策のほか、熱中症の疑いのある症状や症状が現れたときの対処法などを紹介している。
また、熱中症への注意を呼びかけるチラシが入ったポケットティッシュも作り、同課の窓口や高齢者向けのイベントで配布する。
市内では27日、県内観測史上最高気温に並ぶ39.8度を記録した。市消防本部によると、28日までに12人が熱中症とみられる症状で緊急搬送されており、うち60歳以上が8人だという。
同課の晝間英介(ひるまえいすけ)課長は「まだ6月だから大丈夫だろうと、暑さに鈍感になってしまう人も多い。自分の健康管理ももちろんだが、周囲の人にも気を配ってあげてほしい」と話した。