ブレックスの新アリーナ公共交通沿線に 佐藤宇都宮市長「民設民営」明言

試合後のセレモニーで喜びを爆発させるブレックスの選手たち=東京体育館、(c)B.LEAGUE

 【宇都宮】佐藤栄一(さとうえいいち)市長は29日の定例記者会見で、バスケットボールB1宇都宮ブレックスが整備しようとしている新たなアリーナ構想の建設場所として「車ではなく公共交通で来られる場所が望ましい」との認識を示した。

 2026年に開幕する新B1の入会基準で、アリーナの客席数は5千席以上とされている。佐藤市長は新アリーナが「民設民営になる」と明言。「経済的社会的な効果を勘案して、市としても最大限支援する」としている。

 アリーナの規模からすると、相当広い土地が必要。佐藤市長は「ブレックスも苦労していると直接聞いている」と述べた。「公共交通で来られる場所」には、JR宇都宮駅東口から東方面に市が整備中の次世代型路面電車(LRT)沿線も念頭にあるとみられるが、会見では「JR線、東武線、市中心部も魅力的」と述べ、明言を避けた。

 

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