三国花火大会の有料観覧席7月1日から販売 三国サンセットビーチ会場でエリア拡大、駐車場は…2022年8月11日開催

3年ぶりに開催される三国花火大会=2019年、福井県坂井市三国町米ケ脇4丁目(多重処理)

 福井県坂井市の三国花火大会実行委員会は、3年ぶりとなる第40回記念大会(8月11日)の運営について、当日の入場は午後3時以降に制限し、海水浴を禁止するなど新型コロナと熱中症対策を万全にして開催することを決めた。一般向け有料観覧席は3会場で2525席を設け、このうち三国サンセットビーチ会場はエリアを拡大する。7月1日からチケットの販売を始める。

 実行委によると当日の遊泳禁止などの対策のほか、会場の三国サンセットビーチ駐車場は8月10日午前0時から封鎖する。花火前日の海水浴利用の駐車場は荒磯ふれあい公園に設ける。

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 無料エリアとなるビーチは会場設営に加え、混雑を回避するため、入場開始の午後3時以前にブルーシートなどで場所取りをして大会運営の妨げになる場合は撤去する。感染症対策として大声での観賞、会話時のマスク着用やマスク会食などの徹底を呼び掛ける。

 花火大会の有料観覧席は計2525席(3605人分)を設け、先着順で購入できる。ビーチ会場は1765席(4人マス席360含む)を用意し、料金は5千円~1万8千円。一定の間隔を空け、緊急用の通路を増やすため、従来はビーチ全体で約4分の1だった有料席エリアを3分の1程度まで広げる計画。

 九頭竜川ボートパーク会場は690席(3500円など)、別に福祉席を設ける。米ケ脇区道エリアは70席で1万2千円。席の配置など詳細は大会公式ホームページで確認できる。

 チケット購入はローソン・ミニストップ店舗にある端末「Loppi(ロッピー)」か、公式ホームページから予約・購入できる。 旅行会社向けの観覧席は既に販売を始めており、670席を設ける。一般向けを含め全体の有料席は3年前に比べて約300席増となる。

 花火打ち上げは午後7時半から。荒天の場合は8月12日、13日に順延する。問い合わせは坂井市観光交流課内の実行委事務局=電話0776(50)3152。

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