長崎県議会 坂本智徳氏が議長辞職へ 後任は中島廣義氏が濃厚

 長崎県議会の坂本智徳議長(自民)=対馬市区、5期目=は29日の議会運営委員会で、「一身上の都合」を理由に7月1日付で辞職すると表明した。議長の任期は4年だが、自民は2年で交代するのが慣例。坂本氏は就任から1年しかたっていないが、議長の“有資格者”である党県連幹事長経験者が複数控えていることや坂本氏が幹事長を1年しか務めていないことが背景にあるとみられる。
 後任は定例会最終日の議長選で中島廣義議員(自民)=東彼杵郡区、5期目=の選出が濃厚となっている。
 また副議長も自民は1年交代を慣例とするが、昨年7月から務めている改革21の山口初實議員=諫早市、3期目=は「あくまでも自民の慣例であり、引き続き議長を支えて県政発展のために頑張りたい」と話した。
 議会運営委員会では議長選のほか、平田研副知事(54)の再任を求める人事案を追加上程することも申し合わせた。


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