「『人生で成功する』ってどういうこと？」をテーマに、脳科学者の茂木健一郎さんと長崎県壱岐市の中高生らが語り合う「しゃべり場」が26日、同市郷ノ浦町の壱岐の島ホールであった。
7月31日～8月6日に初めて開かれる「子どもエキスポin壱岐」（入江潤エキスポ実行委員長）のプレイベント。約75人が来場した。2時間の予定を30分ほど超え参加者は意見を交わした。
勉強する意味を男子中学生から問われた茂木さんは「学校の勉強は基本の一歩。掘り下げていくともっとおもしろさが見えてくる」と答えた。
「本当に成功した人」について茂木さんは(1)他人のことを見る余裕がある(2)話を聞くことができる(3)他人に優しくなれる(4)個性を受け入れることができる－の四つを挙げ「そんな大人になってほしい」と締めくくった。
市立石田中3年の門口知樹さん（14）は「自分と違う考えを持った人と、たくさん交流できたことはいい経験になった」と話した。
