金メダリスト岩崎さんの水泳教室 奈義の小中150人基本動作学ぶ

児童に蹴伸びを教える岩崎さん(右)

 14歳で出場した1992年バルセロナ五輪の競泳女子200メートル平泳ぎで、金メダルに輝いた岩崎恭子さん(43)=東京=の水泳教室が20日、岡山県奈義町柿の町B&G海洋センターであり、町内の小中学生が泳ぎのこつを教わった。

 奈義小の5、6年生と奈義中の3年生計150人が参加。壁を蹴り、浮いて前進する蹴伸びや、水しぶきを上げて進むバタ足を練習し、基本動作の大切さを伝えた。

 クロールの練習では「手のひらを使って大きく水をかいて」「水を速くかくより強くかくことをイメージして」と指導した。6年生の代表と岩崎さんによる50メートルの対決もあり、大いに盛り上がった。

 5年男子(10)は「丁寧に教えてくれてとても分かりやすかった。クロールが少し速くなった」と喜んでいた。

 教室は、町教委が子どもにアスリートの直接指導を体験してもらおうと初めて開いた。

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