スペースXが米国SES社の通信衛星を打ち上げ 米国内の5Gサービス拡大にも関係

【▲ SES-22とSES-23の想像図(Credit: Thales Alenia Space)】

スペースXは日本時間2022年6月30日に、「ファルコン9」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていた人工衛星は無事に軌道へ投入されたことが、同社のホームページにて報告されています。

打ち上げに関する情報は以下の通りです。

■ファルコン9(SES-22 Mission)

打ち上げ日時:日本時間2022年6月30日6時4分【成功】
発射場:ケープカナベラル宇宙軍基地(アメリカ)
ペイロード:SES-22

SES-22は、タレス・アレーニア・スペースが設計・製造し、SES社が運用する通信衛星です。SES社によるとSES-22は、通信衛星が利用するCバンドの一部(280MHz幅)を5Gサービスに割り当てるアメリカ国内での取り組みにあわせて製造された同社の6つの衛星の1つで、北アメリカ向けにデジタル放送サービスを提供するとともに、Cバンドの一部を空けることでアメリカ全土を対象とした5Gサービスの拡大に貢献することも目的とされています。

なお、SES社は2022年第3四半期にSES-20とSES-21、第4四半期にSES-18とSES-19の打ち上げを計画しています。

【SES衛星のロゴ(Credit: SES)】

Source

  • Image Credit: SES, Thales Alenia Space
  • SES \- C-Band Satellites in the US: Delivering TV and Data Transmissions Services to Millions of Americans
  • Thales Alenia Space \- THALES ALENIA SPACE WILL BUILD SES-22 AND SES-23 SATELLITES

sorae編集部 速報班

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