観光列車「36ぷらす3」博多-佐世保を追加 10月から新「月曜ルート」に

博多―佐世保ルートが新たに加わる観光列車「36ぷらす3」(JR九州提供)

 JR九州は30日、九州を巡る観光列車「36ぷらす3」に10月から、博多-佐世保の新ルートを加えると発表した。西九州新幹線(武雄温泉-長崎)開業に伴い9月で運行を終える博多-長崎に代わり、新たな「月曜ルート」となる。7月11日にJR佐世保駅で車両の内覧会を開く。
 「36ぷらす3」は2020年10月に運行開始。「走る九州」をコンセプトに曜日ごとに異なるルートを走り、5日間で九州を一周する。現在月曜に運行している博多-長崎は、西九州新幹線開業に伴う並行在来線の運営方式の変更で、一部区間が非電化となるため、9月で取りやめる。
 新月曜ルートは10月3日から、1日1往復する。往路は午前11時22分に博多を出発、停車駅周辺を散策したり、記念撮影したりしながら、午後4時13分に佐世保に着く。西九州の食材を楽しめる車内ランチプランも販売する。復路は同5時31分に佐世保を出発し、同8時6分に博多に戻る。
 発売は7月8日午前11時から。佐世保駅では11日午後4時半~5時15分、車内を10分程度見学できる。3号車ビュッフェでオリジナルグッズも販売する予定。入場券を購入するか、乗車券や定期券などが必要。


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