大きく変わるドローン業界地図をリアルに体感できた今年のJapan Drone 2022
Japan Drone 2022が無事閉幕した。2021年に引き続き幕張メッセでリアル開催され、多くの関係者や来場者で会場が賑わった。
今年は、通信大手3社に加えIT企業のGMOなどスポンサー揃い、少し違う顔ぶれとなった。すでに国内は、実証実験から実装のフェーズに移し、スタートアップ主体から、中堅大手企業へドローン産業地図が変化したことを感じた。
奇しくも6月20日より機体登録が義務化されたこともあり、「リモートID」や大型機やソリューションから「固定翼」、そして「物流ソリューション」が、展示を通して浮かび上がってくる2022年のキーワードではないだろうか?
会期中の来場者は17,021人となった。今回は、DRONE編集部が押さえておきたい20ブースに渡ってJapan Drone 2022を振り返ってみよう。 なお、来年は2023年6月26日から幕張メッセで開催される。また、新しい試みとして、12月にJapan Drone in 九州(福岡) 2022が開催予定だ。
Japan Drone 2022振り返り21ブース+アワード
■テトラ・アビエーション
テトラ・アビエーション、100kmを30分で移動する”空飛ぶクルマ”eVTOL「Mk-5」を披露
■ロボデックス
ロボデックス、水素燃料電池+キャパシタで水素燃料電池ドローン「Aigis One」を開発
■HIEN Aero Technologies
HIEN Aero Technologies、eVTOL「HIEN Dr-One」模型を展示。長距離飛行を実現、発電機としても活用
■ザクティ
■ソリッド・ソリューションズ
[ソリッド・ソリューションズ、片手で操作可能なミリタリースペックドローンを紹介 ](https://www.drone.jp/special/2022062214080154017.html )
■NTTドコモ
NTTドコモ、Skydioの「リアルタイム映像伝送」と「小型ドローンポート」披露
■ソニー
進化するソニー「Airpeak S1」、待望の高容量バッテリー、バッテリーステーションも参考展示
■SkyDrive
SkyDrive、山間部向け物流ドローンSkyLiftを発表。安全性の高い危険物輸送、非着陸での荷下ろしも可能に
■ブレイブリッジ
ブレイブリッジ、完全内製化で低価格なリモートID端末と受信機を開発中
■Swell Pro
[Swell Pro、防水ドローン「Splash Drone 4」で雨天飛行の活用高まる ](https://www.drone.jp/special/2022062313303354130.html )
■みるくる
みるくる、マッピングドローン「Trinity F90+」、SLAMレーザーHovermap搭載ドローン「ZOE」を展示
■伊藤忠
伊藤忠、Level4飛行を目指すティルトローター搭載新型VTOL Wingcopter 198を展示
■エバーブルーテクノロジーズ
エバーブルーテクノロジーズ、小型船ドローン化ユニット「eb-NAVIGATOR2.0」や「AST-231」「AST-181」を展示。サステナブル社会に貢献
■レッドクリフ
レッドクリフ、日本最大規模のドローンショー開催で注目を集める。ヘッドセット型インターカム HOLLYLAND SOLIDCOM C1も展示
■Pix4D
Pix4D、比類のないドローンマッピング3D写真測量ソフトウェア「Pix4D」を展開
■KDDIスマートドローン
KDDIスマートドローン、サービスパッケージ化 ドローンの活用は次のフェイズへ
■イームズロボティクス
イームズロボティクス、1500m通信可能なリモートID送信機開発。物流ドローンや歩くドローンのプロトタイプ展示
■ブルーイノベーション
ブルーイノベーション、LiDAR搭載屋内点検用ドローンELIOS 3を初公開
■Autel Robotics
Autel Robotics、ハイエンドVTOL機Dragonfishと多彩なペイロードを展示 EVO II シリーズも産業ニーズが拡大中
■テララボ
「TERRA Dolphin」歴代展示。災害対策DX研究開発これまでとこれから
■GMO
■エアロセンス
エアロセンス、省力化する測量ソリューション「エアロボマーカー」「エアロボPPK」、ナイルワークスとの農業分野協業発表
■Best of Japan Drone Award 2022
Best of Japan Drone Award 2022各賞決定。2年連続でソニーAirPeakS1がハードウェア部門賞受賞ほか