大型観光企画「岡山デスティネーションキャンペーン(DC)」が開幕した1日、JR西日本岡山支社は、津山駅ホームで列車の接近を知らせるメロディーに、津山市出身の稲葉浩志さんがボーカルを務める人気ロックバンド「B’z」の楽曲を導入した。
ファンの間で同市での思い出をつづったとされる「Easy Come,Easy Go!」のオルゴールバージョン。車庫からの入線も含め、同駅に列車が到着する2分程度前から約40秒間、1日約70回流れる。
B’zと鉄道のファンで、この日、津山駅まで楽曲を録音しに来た神奈川県平塚市の会社員男性(33)は「津山駅の落ち着いた雰囲気とマッチした楽曲。稲葉さんの出身地で聞けて感激した」と話していた。
観光客に稲葉さんが津山市出身と知ってもらい、イメージアップやPRにつなげようと同市などがJRに依頼して実現した。DC期間後も引き続き流す予定。同市は同じ楽曲を、2020年7月から市役所本庁舎(同市山北)などの電話保留音で使用している。