73歳父親への傷害容疑で横須賀の49歳男逮捕 父親は死亡、男は容疑を否認

横須賀署

 自宅で父親に暴行を加えたとして、神奈川県警横須賀署は2日、傷害の疑いで横須賀市佐野町1丁目、職業不詳の男(49)を逮捕した。父親は死亡が確認され、署は死因の特定を進めるとともに傷害致死や殺人の疑いを視野に調べている。

 逮捕容疑は、1日午後5時頃から同6時5分頃までの間、自宅で父親(73)に暴行を加え、頭や顔などにけがを負わせたとしている。「暴行していない」と容疑を否認している。

 署によると、男は父親との2人暮らし。1日午後8時ごろ、男が「父親がトイレで具合が悪くなった」と119番通報。救急隊が自宅に到着した際、父親に意識はなく、搬送先の病院で死亡が確認された。

 男は通報で病院に駆け付けた署員に対し、「けんかをした後に父親がトイレに入り、呼びかけに応じなくなった」と説明したという。

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