働く車や「痛車」も 3世代でにぎわい 本町でモーターショー 上越市・高田本町商店街

 「本町七夕まつり」が開かれている上越市の高田本町商店街で2日、モーターショーが開かれた。歩行者天国にした商店街前の道路には働く車や「痛車」が並び、移動販売車が出店。アーケードに飾られた園児の七夕飾りを見に訪れた家族連れらでにぎわった。

約40台の痛車が集結。お気に入りを写真に撮る姿が見られた

 本町3・4・5商店街振興組合連合会が主催。同商店街主催としては、歩行者天国イベントは3年ぶり。
 5丁目ではバスや教習車、自衛隊の車両、高所作業車や除雪車といった働く車の試乗体験が行われ、家族連れを中心に列ができた。高速道路のトンネルで活躍する高所作業車に試乗した参加者は、ビルの3階に当たる約5メートルの高さからの景色を楽しんだ。試乗した市内の池田来翔(らいと)君(5)は「大好きな乗り物をたくさん見られて楽しかった」と話した。

高所作業車に試乗し地上5㍍の眺めを楽しむ来場者
除雪に使われるショベルカーの試乗を体験する子ども

 3、4丁目には、車体に漫画やアニメのキャラクターなどを装飾した痛車約40台が集結。愛好家らが眺めたり、写真を撮ったりして楽しんだ。またピザやホットドッグ、飲み物などを扱う移動販売車が人気を集めた。
 本町四丁目商店街振興組合販促活性化委員長の熊田僚己さん(44)は「七夕まつりは3世代が楽しめるイベント。子どもたちには思い出に残るものに、親や祖父母世代には商店街の魅力を再発見するきっかけになれば」と願った。

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