25年冬季国スポ 岡山初開催決定 スケートとアイスホッケー

日本スポーツ協会の泉正文副会長(左)から2025年国民スポーツ大会冬季大会の開催決定書を受け取る伊原木隆太岡山県知事=4日、岡山県庁

 岡山県が誘致していた2025年国民スポーツ大会冬季大会(現冬季国体)のスケート(フィギュア、ショートトラック)とアイスホッケー競技の県内開催が4日、正式に決まり、主催する日本スポーツ協会が県に対して開催決定書を交付した。近畿以西での開催は初。岡山国際スケートリンク(岡山市)とヘルスピア倉敷アイスアリーナ(倉敷市)を会場に行われる。

 同協会の泉正文副会長が県庁を訪問。「これまでに冬季大会の開催がない県にとってもモデルになる」と述べ、伊原木隆太知事、鍵本芳明県教育長、越宗孝昌県スポーツ協会会長にそれぞれ決定書を手渡した。知事は「冬の競技が岡山県、さらに西日本でも盛んになる契機としたい」と応えた。

 県は、会期を1月下旬~2月上旬の10日間程度、参加人数を選手、スタッフら1300人規模と想定。経費は約2億円と見積もり、うち1億円程度を県と両市で負担予定。

 岡山での国民スポーツ大会(国体)開催は1962、2005年の本大会に続き3度目。

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