“高校生平和大使”活動25周年で記念事業 同大使派遣委員会、8月10日シンポ

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 核兵器廃絶を求める署名を国連欧州本部(スイス・ジュネーブ)に届ける高校生平和大使は今年で活動開始から25周年。これを記念し、同大使派遣委員会はシンポジウムなどの記念事業を開催する。
 高校生平和大使は、若い世代が核廃絶や世界平和を国連で直接訴えるため1998年誕生した。2001年、高校生1万人署名活動実行委員会が発足。街頭などで集めた署名を大使が国連欧州本部に届ける活動を続け、これまでに200万筆以上を集めた。
 派遣委によると、昨年までに延べ429人が大使として活動。署名活動に関わったのは約6千人に上る。18年からは5年連続でノーベル平和賞にノミネートされている。
 「25という数字は国際基準で大きな節目」(派遣委)のため、▽記念碑建立▽シンポジウム開催▽感謝状贈呈▽記念誌発行-の四つの事業に取り組む予定。
 記念碑は、長崎原爆資料館(長崎市平野町)近くの市有地に「人と人のつながり」をモチーフに建立。8月10日午前9時45分~午後0時半、同館ホールでシンポジウム「2022 高校生平和集会;夏」を開く。フォトジャーナリスト安田菜津紀さんの記念講演や歴代大使とのセッションがあり、これまで大使の活動に関わってきた人に感謝状を贈る。大使の歩みを振り返る記念誌も発行予定。
 高校生平和大使創設者の平野伸人さん(75)は「人がつないできた25年。これからも活動を続け、長崎の誇りになれれば」と話す。