岡山県で14年ぶりの取水制限 県が渇水対策本部を設置

ダムの貯水率低下に伴い、岡山県で14年ぶりとなる取水制限が始まりました。それを受け県は「渇水対策本部」を立ち上げました。

本部会議では渇水状況や対策について報告されました。旭川水系の主な2つのダム旭川ダムと湯原ダムを合わせた貯水率は、4日午前9時現在22.3%で、平年を約44ポイント下回っています。

4日から水道用水と工業用水の川からの取水量を過去3年の平均より1割削減し、農業用水については許可された取水量より3割減らすことになります。

岡山県で取水制限が行われるのは2008年に高梁川水系で実施されて以来14年ぶりで、旭川水系では20年ぶりとなります。岡山県では、現時点で県民生活への大きな影響はないとしています。

(岡山県/横田有次 副知事)
「県民の皆さまには身近なところから節水に心掛けていただきたいと思います」

(うどん店では―)
「うどん屋なので水を使わないことにはならないので、やはり気にはなりますね」

(市民は―)
「しょうがないと思う。こんだけ雨が降らなかったら」

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