〈参院選〉政策見比べて意見 若手有権者で勉強会 上越市の市民有志

 参院選の投開票日(10日)を前に、40代までの有権者を対象にした勉強会が3日、上越市本町6の町家交流館高田小町で開かれた。参加者は選挙公報を基に、立候補している各政党・政治団体や候補者の政策などを比較しながら、意見を交わした。

選挙公報をじっくりと読みながら、各政党・政治団体の政策を比較、検討する参加者たち

 昨年秋の上越市長選時に、政策勉強会や候補者を招いての公開政策討論会を主催した「上越市長選挙における投票率向上実行委員会」で代表を務めた町凌介さん(32)が企画した。
 今回の参院選には新潟選挙区(改選数1)に現職1、新人3の計4人が立候補している。比例代表(改選数50)には178人が立候補している。
 町さんはあいさつで「何も媒体を持っていない人でも目を通せる選挙公報は大事だが、これを見て分かることは何か、どのくらい投票に行こうと思うか。各政党の主張を分析しながら、参院選の投票に際して考慮要素にしていただければ」と呼び掛けた。
 勉強会では国政選挙で投票することの意義も含め、参加者たちがざっくばらんに意見交換。各分野で政策の背景や経緯、具体的な実現方法、言葉の選び方などさまざまな角度から率直な疑問、意見が飛び交っていた。
 市内から参加した会社員男性(23)は「ここまでじっくり(選挙公報を)読んだのは初めて。選挙や政治について、考える材料を増やす機会になった」と話した。

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