「余った食品寄付を」 宮崎市 子ども食堂団体に配布

宮崎市役所で始まった「フードドライブ」

 宮崎市役所本庁舎1階で4日、家庭などで余っている食品を集めて寄付する「フードドライブ」が始まった。同市が子ども食堂の支援、周知などを目的に始めた事業で8日まで受け付け、市内37カ所の子ども食堂運営団体に配布する。
 子ども食堂の運営支援を行う同市の「支え合いの地域づくりネットワーク」(片野坂千鶴子代表)が事業を受託し、今年で4回目。スタッフが常駐し午前9時~午後4時受け付ける。
 寄付できるのは、賞味期限が1カ月以上ある未開封の乾麺やレトルト食品、缶詰、食用油など。コメは市販品に限る。初日の4日は午前中から市民が訪れ、乾麺やレトルト食品、だし、砂糖などを提供していた。
 コロナ禍で中止されていた子ども食堂も現在までに7、8割が再開している。同団体の黒木淳子コーディネーター(46)は「この活動を通して子ども食堂に参加する人が増え、地域での交流が盛んになることを願っている」と話していた。
 昨年までの3回で、474人が2976品を寄付している。

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