水陸機動団に新隊員117人 陸自相浦駐屯地で教育開始式 長崎

教育開始式に臨む陸自水陸機動団の新隊員=相浦駐屯地

 長崎県佐世保市大潟町の陸上自衛隊相浦駐屯地で4日、水陸機動団の新隊員117人を配属する教育開始式があった。
 隊員は18~29歳。北海道や沖縄など全国から集まった。4月に陸自に入隊し、自衛官の基礎となる訓練を積み、希望者らが配属された。9月16日まで戦闘や射撃、水泳などの厳しい訓練に励み、二つある水陸機動連隊のどちらかに所属する。
 開始式で開(ひらき)雅史・第1水陸機動連隊長はウクライナ情勢などを例に挙げ「水陸機動団に求められる任務は日々現実味を増している」と強調。「自身の持てる資質を存分に発揮しつつ教育に臨んでもらいたい」と激励した。
 佐世保市出身の石橋史博2等陸士(22)は、水泳などの特殊な訓練に興味を持ち入隊を決めた。「年を重ねるにつれて知識を増やし、市民から信頼される自衛官になりたい」と意気込んだ。


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