ササ飾り華やか「七夕列車」運行 水島臨鉄、倉敷中央高生飾り付け

色とりどりの短冊や飾りで彩られた七夕列車の車内

 倉敷市中心部と水島地区を結ぶ水島臨海鉄道は、車内をササ飾りで彩った「七夕列車」を運行している。飾り付けは沿線の倉敷中央高(同市西富井)の生徒が担当。乗客は願い事が書かれた短冊に目を細めながら、華やかな季節の行事の雰囲気を楽しんでいる。7日まで。

 同高の有志が折り紙で輪飾りなどを手作りして旅客車両1両を装飾。色とりどりの短冊には「マスクなしで笑いたい」と新型コロナウイルス感染収束への祈りや、「好きな先輩と付き合えますように」といった願いが流麗な筆文字でしたためられている。先頭部にはヘッドマークも掲げる。

 幼保連携型認定こども園小ざくら保育園に通う園児(4)は「すごくきれい。毎日乗りたいな」、母(45)は「季節を感じられてすてき」と話していた。

 倉敷市駅(同市阿知)では、利用客が短冊に願い事を書いて備え付けのササに結ぶことができる。880枚用意しており、なくなり次第終了。

 七夕列車は2017年に始まり6回目。運行時刻は同鉄道ホームページ(http://www.mizurin.co.jp/)で公開している。

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