西日本豪雨から4年 発生当日「道路は川に…車も橋も流された」 映像で振り返るあのとき何が…

西日本の広い範囲を襲い、県別では広島が最多となる151人が犠牲となった西日本豪雨災害から、4年を迎えます。

RCCが系列局の力を借りながら、総力取材した当時の映像。この災害を風化させないため…。まとめた3本の動画であの日を振り返ります。

まずは甚大な被害が出た2018年7月6日の、1日前の日からです。

RCC

~2018年7月5日~

広島で豪雨による甚大な被害が相次ぐ前日の7月5日。

県内は既に強い雨が降り、大雨警報が発表されていました。

そんな中、気象庁が異例の会見を開きます。

(気象庁の会見)「非常に激しい雨が断続的に数日間降り続き、記録的な大雨となるおそれがあります」

RCC

既にこの日、男性が川に流されるなど被害も出始めていました。

雨の降り方は、夜遅くには、一旦、小康状態となったものの、翌6日の朝から再び強くなります。

~2018年7月6日~

RCC

(気象庁が再び会見)「大雨特別警報を発表する可能性があります」

午後になると、県内各地から被害の情報が入り始めます。

RCC

(当時のRCCの番組)「被害というかですね、ちょっと崖が崩れたりというようなことが起き始めて」「1時間前、午後2時ごろの様子です」「尾道市栗原町ですね、この民家のこの裏側の斜面が崩れていると」「雨量計…これが基準の値を超えたということで、広島管内の在来線は全て運転を見合わせることになると…」

RCC

「山陽自動車道は、広島インターチェンジと岡山県の備前インターチェンジの間で…」「現在、雨の状況はまた一段と激しさを増したようにも見えます。水位もだいぶ上がってまいりました」「これから夜にかけて雨の降り方というのが非常に心配ですね」「そうですねちょっと心配なのがこれからがピークということ」

RCC

さらに激しさを増す雨…

RCC

(当時のRCCの番組)「そして今日午後なんですが、広島市で崩れた裏山の土砂に住宅の一部が埋まり、女性1人が閉じ込められています。では、今到着した映像を中継でご覧いただきます。こちらご覧いただいているのは被害にあった広島市南区丹那町の住宅地です」

RCC

「今、目の前でまさに土砂が崩れています。少しずつ雨の影響で土砂が…山の土砂が崩れています」「続々と避難をする住民の姿が見られます」「そして、今入ったニュースがあります。消防によりますと午後6時半ごろ、広島市東区馬木で人が生き埋めになったと消防に通報がありました」

RCC

(記者)「あたりでは消防のサイレンが鳴り響いています。道路が完全に水没していて、一面が川のようになっています」

RCC

(気象庁の会見)「九州北部地方に加えて、広島県、岡山県、鳥取県に大雨特別警報を発表しました。これまでに経験したことがないような大雨となっています」

RCC

(記者)「東区馬木の住宅街なんですけれども、これ、住宅街の道路なんですが、上の方からいろんなものが流されてきて、道を完全に塞いでいます。消防隊の方もいらっしゃるんですが、もう目の前は濁流のようになってまして、近づくことができません」

RCC

(記者)「安佐北区の口田南です。こちらの奥の住宅地の山が崩れたという情報が入っています。ご覧のように道路は濁流で冠水しています」

RCC

(記者)「この先にあの深川小学校がありまして、そこは避難所となっているということですが、道路が完全に冠水してるためにですね、避難所に向かうことができません」

(当時の視聴者映像)「あ、やべ、流された。あ~!」

RCC

映像が捉えていたのは、道路が川のようになり…。

RCC

次々と車が流されていく様子が…。

RCC

他の映像では、橋が、川の勢いで押し流され、破壊されていました。

RCC

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