栃木・出流山満願寺で奥の院参拝再開 台風から2年8カ月かけ復興

復旧工事が終了し、参拝が可能となった奥の院に続く参道

 【栃木】2019年の台風19号に伴う土砂災害の影響で寸断されていた出流町の名刹(めいさつ)・出流山満願寺の奥の院へ続く参道が一般通行可能となり、奥の院近くでの滝行が再開した。山あいで重機が入れないため、手作業で復興工事が続き、約2年8カ月かけて被災前の日常を取り戻した。竹村教誠(たけむらきょうせい)山主(58)は「一歩前へ進むことができた」と喜びの表情を見せた。

 

復旧工事が終了し、参拝が可能となった奥の院に続く参道

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