神谷宗幣氏は演説中にこう感じていた!参政党のキーパーソンとライブチャットまとめ【参院選2022】

選挙ドットコムは7月10日に投開票が行われる参院選に関連して、YouTubeにて「各党キーパーソンとライブチャット」企画を実施しています。

7月5日に実施された第9回のキーパーソンは参政党・神谷宗幣事務局長。MC鈴木とゲスト千葉佳織さん、選挙ドットコムTwitterの質問箱、そして生放送中のチャット欄から質問を神谷氏にぶつけました!

気になる質問と回答の一部をこちらで公開いたします。

Q.目標議席は?手ごたえは感じていますか?

参政党・神谷宗幣事務局長(以下、神谷氏):

5議席獲得が目標です。

最後に追い抜いて勝つというのが好きなので、今の情勢では2議席取れるかどうかというところなんですけど、5議席までのあと300万票を残りの5日間でなんとか叩き出そうと策を練っているところです。

Q.ここまで話題になる理由・要因は何だと思いますか?

神谷氏:

まず、僕たちが捨て身だということがあると思います。

僕は街頭演説で与党も野党も「おかしい」とはっきり言っています。
こんなことを言うと、いざ国会に行ったときには歓迎されないでしょう。
でもそこを恐れず、ダメなことはダメ、と全方位に発信して行きたいと思っています。
今の日本を作り出してきたのは既存政党。その結果責任を取ってほしいと核心をついている点が、みなさんに喜ばれているのではないかというのがありますね。

あとはユーチューバーの「追っかけ」ですかね。僕たちが地方をまわるときに手弁当で付いてきてくれるんですよ。
どこにいても彼らがライブ配信してくれて、さらに「神谷宗幣のライブ配信を毎日観なきゃ寝られない」という人たちがいる。
その人たちは「毎日5人に参政党のことを伝えてください」という僕の発信を着実に実行してくださっているんです。それが党の浸透につながっているんだと思います。

参政党は「DIY」を理念に掲げていて、いかに「みんなで」日本を変えるかという組織の仕組みを最初から構築しています。だから党員みんなの声がちゃんと上に上がっていくようになっています。

今回の選挙も、全体の方針は決まっているけど各選挙区の選挙戦は自分たちで考えて実行している。これは他の政党ではありえないことだと思います。

党員はそのことに手応えを感じているのではないでしょうか。また、その様子が楽しそうだから、見ている友人・家族・親戚が党に入るということもあります。「パートナーがあまりに楽しそうだから私も入りました」という夫婦もいましたね。

Q.思いを伝えるときに意識していることはありますか? 

神谷氏:

短くわかりやすくすることを心掛けています。

僕はここ5年くらい子育て中のお母さんを対象として講演会を行ってきました。
そこで難しい言葉を使うと「わからない」と言われる場面があったんです。政治用語で話してしまうとわからない人がいるんだということをそこで学びました。

そこから、政治に関心の低い人にも伝わるような言葉を自然と使えるようになりました。

Q.演説中はどんな気持ちですか? 

神谷氏:

演説中は僕にはプレッシャーしかないですね。

というのも、見に来る人の中には県外から交通費を払って来る人がたくさんいるんです。

そういう人たちは観光に来たような感覚だし、同時に毎日僕の演説を聞いているような人たちなので同じようなことを話したら期待に応えられない。だから、毎日少しずつ違うことを話そうと思っています。

人が多ければ多いほど期待が大きいということだから、いかにその人たちを楽しませるかということを考えて演説しています。

僕は演説では自分の名前を言うのは最初だけであとはほとんど言いません。
演説では、いかにみんなを笑わせて、いかに記憶に残るエピソードを伝えるかということに神経を使っているので、人が多ければ多いほど「今日はこんなにいるよ」と思っています(笑)。

Q.どこかの政党と連携する可能性はありますか? 

神谷氏:

議案や法案によっては共闘することはあり得ます。

ただし、どこかの政党と合体するということは絶対に無理だと思っています。なぜなら参政党のような仕組みの政党がないから。
参政党より小さい党を吸収合併することはあっても、参政党がどこかと合流するということは物理的にできないでしょう。

議案についても是々非々で、与党に賛成することもあれば野党と共闘することもあると思います。

僕は市議会議員のときからそういうスタイルで仕事をしてきました。それはいわゆる国会の作法に沿わないことかもしれないけれど、新しい政党だからいいんじゃないかと思っています。

Q.政策はどのように作られているのでしょうか? 

神谷氏:

「10の柱」を作った時には、まず政策を作りたい人を公募しました。

それから政策づくりの専門家の先生の講義を受けてもらって、さらにその先生に政策作りに向いている人を選抜してもらったんです。僕は一切関与していません。

その選抜チームと松田学さんとで半年くらいかけて作ってもらったのが「10の柱」です。

「10の柱」の中には僕の考えとは違うところもありますが、党員がそれでいいなら良いと思います。
どうしても違うと感じたら差し戻すこともありますが「10の柱」については概ね賛同しています。
僕も細かい政策通ではないので、不得意分野もあるわけで。
そういう分野に関しては漠然と「違う」と感じることもあるけれど、正直「俺もよくわかんねえしな!」と思っています(笑)。

Q.次の参院選、あるいは5年後10年後どんなビジョンを描いていますか? 

神谷氏:

今の日本には5年の時間もないと感じていて。次の解散総選挙までが勝負だと思っています。

まずは、今回の参院選で5議席獲得したい。そして来年4月の統一地方選挙にむけて今年の秋、9月くらいから候補者の公募と研修をスタートします。

やっぱりしっかり勉強はしてもらわないといけない。そういう人材育成をきっちりやって、来年の地方統一選挙に数百名の地方議員を誕生させるということをやらないといけないと感じています。

来年の4月まであっという間なので今年の10月には全国キャラバンをやりたいと思っています。
もう1回、全国をまわってタウンミーティングなどで理念を浸透させて、4月が終わったら地方議員が数百名いる状態にしたい。

それにあわせて現在支部が49あるんですが、300の小選挙区すべてに支部を作ります。
それができれば次の衆院選で小選挙区すべてに候補者を立てられるので。

Q.今回の選挙での予想内・予想外を教えてください 

神谷氏:

ほとんど予想外ですね。

まず、全国45の選挙区に支部ができると思っていませんでした。30ぐらいできればいいと思っていました。
ただ、支部は作らないともったいないと思っていて、支部がないところを1つずつまわってタウンミーティングやって「支部作ろうぜ!」と仕掛けたらみなさん乗っかってくれて。他がやると「うちもうちも」みたいな状態になったんですよね。
みんながどんどん手を挙げて、候補者が来て。候補者も集まらないだろうと思っていたら45人集まりました。それも想定外でしたね。

一方で議席を獲得するのは想定内です。獲得しなければ党崩壊だと思っていました。

去年の秋ごろ、出馬するかどうかという話を役員としていた時に、当時は党員も1万人いないしお金もないしで「無理でしょう」と言われました。
でも「ここでやらなかったら参政党は続かない、僕も事務局長じゃいられない、今回は勝っても負けてもやるんだ!」という覚悟でやっていました。
30人くらい集まれば1議席取れると思っていたので、ある程度自信をもってみんなに発信していました。

ただ、ここまでの勢いがつくとは思っていなかったですね。僕の予想の2倍くらいの勢いがついているイメージです。

Q.視聴者にメッセージをお願いします! 

神谷氏:

参政党は今まで既存政党ができなかったことを本気でやろうと思っている政党です。
なぜやろうかと思ったかというと、それぐらい日本が危機的な状況にあると思っているからです。

これは僕が急に言い出したわけではありません。15年前に僕が市議会議員になったころからずっと感じてた不安というか予想が悪い意味で的中しているような状況です。
今ものすごく私のことを注目してくださってありがたいんだけど、複雑な気持ちもあって「僕10年以上前から言ってるんですけど」という思いもあります。

一方で、同じことを言っても今これだけ多くの方が聞いてくれるというのは、それだけ皆さんが危機感を持ち始めたということではないでしょうか。
僕は本でも動画でも同じことを発信しているので、その一貫性をしっかりと検証してもらいたい。

選挙に勝つためにやっているというよりも、本気で今が日本のターニングポイントだと僕は思っています。
でも、僕一人じゃどうしようもないし、参政党だけでもどうしようもない。
だから、国民の皆さんの総意で日本を立て直すということを一緒にやりたい、仲間になって欲しいということを呼びかけていきたいです。

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