【参院選2022】中盤戦に候補者はどのようなことをツイートしていた?(6月28日~7月4日)

公示後初の土日を迎えた参院選の中盤戦、立候補者はどのようなことをツイートしていたのでしょうか。序盤戦とはツイートの傾向に違いは出ているのでしょうか。選挙ドットコムがテキストマイニングツールで調査しました。

【関連】公示日から序盤戦、候補者はどのようなことをツイートしていた?(6月22日~6月27日)

候補者全体

まず候補者全体を見てみると、街頭演説の予定を告知するツイートが多いことがわかります。衆議院議員が積極的に応援に入っている様子もうかがえ、各陣営の選挙活動が活発化している状況が見て取れます。また前回と違う傾向として、政見放送の告知が目立つようになっていました。「応援」「ありがとう」「頑張る」という単語もあり、支持者の応援が候補者の糧になっているようです。

党派別一覧

今回取り扱う各党派は、参議院の議席を有し、今回の参院選で複数の候補者を擁立した国政政党です。それ以外の党・団体については諸派としてまとめています。
各党派が中盤戦でどのようなツイートをしているのか、見ていきましょう。

自由民主党

政党名ではなく候補者名が書かれたツイートが多いのは前回と類似した傾向です。一方で、前回よりも岸田文雄総裁の名前が目立つようになり、総裁が応援に入ることを大々的に告知していることがうかがえます。
また、「創作」「文化」「支える」、「表現」「自由」といった、候補者が掲げている政策のアピールも増えているようです。

公明党

「政策」「実績」、「物価高」「対策」といった、与党として政策に取り組んでいることをアピールするツイートが増えています。
序盤と同様に「感謝」「ありがとう」と支援者に謝意を示す言葉が並ぶ一方で、「逆転」「勝利」のように激戦区で必死に支持を呼び掛ける単語も見つけられます。

立憲民主党

「生活安全保障」という党の公約を大きく掲げ、与党との対決姿勢をアピールしていることがわかります。
また、序盤と同じように激戦が予想される選挙区の候補者名が多くツイートされ、予断を許さない選挙戦が続いていることが見て取れます。

日本共産党

「憲法」「平和」、「消費」「減税」といった党の基本政策に関する単語は、序盤に引き続き目立っています。
政治や社会の変革を訴える言葉が増えているほか、党名がツイートされる割合が比較的多いという特徴が見て取れ、党名を前面に押し出す戦略をとっているようにみえます。

日本維新の会

序盤から引き続き、金融所得課税の減税の政策が大きくアピールされています。
今回の調査では松井一郎共同代表、吉村洋文副代表の名前が目立つようになり、両氏が積極的に応援に入っていることがわかります。

国民民主党

党の公約を大きくアピールしているほか、やはり激戦が予想される候補者の名前がツイートされているようです。
序盤に引き続き玉木雄一郎代表の名前が目立っており、積極的に各地の応援に入っていることがわかります。

れいわ新選組

序盤と同様、「消費税廃止」の公約を前面に押し出しています。
話題の候補者の名前が多くツイートされているほか、「ライブ配信」「盆ダンス」といった党の特色が出ている選挙活動についての言葉も見られます。

社会民主党

党の基本方針である「平和」をアピールしているほか、自民党政治への対決姿勢を示しています。
また、「どっこい社民党」のキャッチフレーズも、引き続き多く使われているようです。

NHK党

党の基本方針にかかわる「NHK」に関する単語は、序盤に引き続き多用されています。
話題の候補者の名前が大きくアピールされているほか、立花孝志党首が積極的に応援に入っていることがわかります。

諸派

候補者名よりも、党名のほうが前面に出ている傾向のようです。
ライブ配信や政見放送を案内するツイートも目立ち、有権者への浸透を図っていることがわかります。

© 選挙ドットコム株式会社