人気ユーチューバー・ヒカルが壱岐商業高へ! 講演で生徒に助言「わくわく見つけて」

生徒たちと記念撮影をするヒカルさん=壱岐商高

 日本のトップユーチューバーで起業家、ヒカルさん(31)が、長崎県立壱岐商業高(宮﨑伸一校長、241人)で講演した。自らの体験を踏まえ「自分に合うもの、向いているものに出会うまでトライして」と激励。同校が取り組む「起業体験プロジェクト」でビジネスプランを発表した生徒らにアドバイスをした。
 同プロジェクトは、市が設立した壱岐みらい創りサイトや市商工振興課、福岡大商学部などが共同で運営。同校から10人が参加している。講演は同プロジェクトで「会ってみたい起業家に会ってみる」という企画がきっかけで実現した。
 アパレル・化粧品ブランドの起業家でもあるヒカルさんは講演で、高校生や社会に出てすぐの頃の経験を踏まえ「今の瞬間を全力で生きるため、わくわくしてほしい。そのわくわくを仕事で見つけてほしい」と強調した。

グループで考えたプロジェクト内容をヒカルさんの前で発表する生徒=壱岐商高

 「島の空き家を活用して人を呼び込む」というテーマで発表した小水知朗さん(17)=3年=らは「リフォーム住宅が気に入れば賃貸から買い取りもできる制度」を提案。ヒカルさんは評価した上で「求心力のある人やモノなど、島に住みたいと思わせる何かが必要」と話した。
 小水さんは「成功をしている人から良い案とされたことで、自信につながった」と話した。

© 株式会社長崎新聞社