肉厚で甘い「ジャンピー」どうぞ 特産地の津山・久米で出荷始まる

出荷が始まった津山市久米地域特産のジャンボピーマン

 「ジャンピー」の愛称で知られる津山市久米地域特産のジャンボピーマンの出荷が8日、JA晴れの国岡山久米選果場(同市中北下)で始まった。11月下旬まで収穫が続き、地元の道の駅・久米の里(同市宮尾)や県内、広島、鳥取県などの店頭に並ぶ。

 長さ15~20センチ、重さ150~250グラムと、通常品種の3~4倍のサイズで、肉厚で甘みがあるのが特長。サラダなど生食にも適しているという。

 この日は農家12戸から約600キロが持ち込まれた。パートの女性3人が一つ一つ手に取って傷や形を確認。機械で大きさ、品質ごとに10等級に仕分けて箱詰めしていった。

 JA晴れの国岡山ジャンボピーマン部会長の土居治さん(67)は「今年は6月下旬から気温が上がり、大きさも品質も上々。苦みが少ないので、子どもたちにもしっかり食べてもらいたい」と話している。

 久米地域では旧久米町時代の1998年に栽培が始まった。今年は19戸が約50アールで手掛け、出荷量は例年並みの約14トンを見込む。

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