「これからどうすれば…」 安倍元首相死去 長崎県政界から惜しむ声

 安倍晋三元首相の死去を受け、長崎県の政界関係者からも惜しむ声が相次いだ。
 安倍派の谷川弥一衆院議員=長崎3区=はさまざまな場面で安倍氏に相談してきたという。「影響力、存在感があり非常に頼りになった。これからどうすれば…」と言葉少な。45年前の米国留学中から安倍氏と親交を深め、息子が昨年まで秘書を務めていた元衆院議員の初村謙一郎氏(68)は「いろんなところから連絡が入ってきて、まさかと。政治家としても傑出していたのに本当に残念だ」と涙ながらに語った。
 金子原二郎農相=参院長崎選挙区=は「日本の経済社会の発展のために多大な貢献をしてきた偉大な政治家をこのような形で失うのは誠に遺憾」との談話を出した。
 大石賢吾知事は「本県の諸課題にもお力添えを賜った。深く敬意を表する。事件は自由と民主主義に対する暴挙であり断じて許されない」とコメント。朝長則男佐世保市長は「安倍元首相のご冥福を祈るとともに、市民の生活を守る取り組みに一層力を注ぎたい」との談話を発表した。


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